Production Notes 01 of The Bootleg World - ニセモノセカイ -

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『THE BEAUTIFUL WORLD』制作にあたって用意された設定や裏話を少しだけご紹介します。

すぐそばにいそうなキャラクターたち

「実写のドラマのような作品を」というプロデューサーサイドからの要望に沿う形で、キャラクターは実際の俳優をキャスティングしたら……という形で考えました。 キャラクターデザインのkyoさんにはそれぞれのアーティスト写真や洋服のポートレイトを数枚お渡しし、それをもとにイメージを再構築していただく作業をお願いしました。 服装によって髪型や小物など細かく変更するなどこだわったデザインが上がってきて感動しました。

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僕らの住む世界

企画の性格上、キャラクターと同様に背景にも、ある種の現実感が要求されました。プロジェクトチームが結成する前に、コンテンツプロデューサーの加藤さんと僕はカメラを片手に、それぞれ個別に、荒川周辺(あるいはそれ以外の場所を)を何度も歩き回りました。美術の三浦智さんには、ロケハン写真をもとに本作ならではの空気感を描き出していただいきました。室内は残念ながらイメージどおりの写真がなかなか用意できなかったため、簡易な3DCGを原図として用意したカットもあります。夜の場面ではあえてアンダーすぎる暗さに調整しています。

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ファインダーで切り取られた世界

イベントスチルの原画が描かれる時点では、制作工程の都合上、該当部分のシナリオが完成していないことがままあります。そのため、状況と演出意図を伝えるための作画指示書が作成されます。原画家さんはその資料に記述された頼りない情報ををもとにイメージを膨らませようと頭を悩ませることとなります。本作で比較的頻繁に入るカットバックでは、通常のシーンとの差別化のために、デジカメ画像の現像処理のような後処理を加えています。

①作画指示書|②ラフ|③線画
④彩色|⑤撮影処理

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環境を奏でる音楽

BGMは作品の性格に合わせて、ふたつに分けて制作していただきました。
   ①サスペンスサイド
   ②ロマンス・日常サイド
「BGM鑑賞」メニューにある1~7曲目がサスペンスサイド。8曲目以降がロマンス・日常サイドです。
キャラクターや背景同様に、BGMにもある種の気取った雰囲気(現場では「高級感」という言葉で表現されていました)が必要と判断されました。作曲のKCさんには映画音楽を意識しての音作りをお願いしました。最初に作っていただいたのがBGM01「予兆~Presage~」です。最終的に人物の音声が入らない仕様になったので、楽曲の力に大きく頼ることとなりました。

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イラストレーション

掲載誌である『TECH Gian』誌の意向で、毎月見開きのイラストを展開させていただくことになりました。工程上ゲームのCGはすべて専門のグラフィッカーの方に彩色していただくので、原画を担当していただいたkyoさんとは違った個性に仕上がります。kyoさん本来のタッチも読者の方にぜひ見ていただきたいということだと思います。連載1号目のキャラクター集合イラストは、文章2~3行の非常にいいかげんな発注でお願いしました。描く側は超・大変だったと思います。さすがに反省して、2号目からは一応イメージを提出しました。ディレクターのみっともない落描きがすてきなイラストレーションに変わる様は圧巻です。描く側は超超・大変だったと思います。完成したイラストは『TECH Gian』本誌でぜひご確認ください。

③完成イラスト(一部)|①ディレクターによる悲惨な落描き
|②kyoさんによるラフ

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